受験生へ応援メッセージPart2
⭐️東京大学・大学院数理科学研究科
佐々田槙子
数学科では、「こんな物事の考え方があったのか!」と、人間の発想の豊かさにワクワクする理論をたくさん学ぶことができます。独創的で新しい考え方だからこそ、理解に時間がかかることもありますが、魅力的な世界の見方に出会えることは、間違いありません!私は、学部3年で学んだ「確率と面積は同じものだ」という現代数学の考え方にとても感激し、今も確率論の研究をしています。
(東京大学理学部数学科卒)
<確率論>
⭐️群馬工業高等専門学校
清水理佳
あなたの好きな数学がきっとみつかる!楽しんでね。
(お茶の水女子大学理学部数学科、大阪市立大学大学院理学研究科卒)
<低次元トポロジー・結び目理論>
⭐️奈良女子大学・理学部
嶽村智子
数学の中でも確率論という分野を研究しています。医学や物理学など様々な分野との繋がりを感じ、益々数学の面白さを感じています。私自身は、女子大で数学を学びました。大学・大学院時代は、友人や先輩と食事を作り、数学の問題について議論する時間がとても楽しかったです。
<確率論>
⭐️金沢大学・理工研究域
中村伊南沙
高校までの数学と大学以降の数学は大きく違います。実数や関数の連続性など、高校の時は当たり前だと思っていたことが実は全然自明なことではなく、厳密に議論できる、というよりも定義と議論の上に成り立っているということが、大学の数学の時間で私が知ったひとつの驚きでした。また、数学には多くの未開拓な領域があって、自分が興味を持って取り組める問題を見つけることから始める、というところが数学の面白さだと思います。
(東大数理卒)
<低次元トポロジー・結び目理論>
⭐️東京都立大学・理学部
服部久美子
フラクタルと確率論を結び付けた分野の研究をしています。定年直前です。受験生の頃は、数学科に行ってなれるものというと高校教員しか思いつかず母校(フェリス女学院)の教員になりたかったのですが、今数学専攻の女子学生たちを見ると、高校・大学教員、システムエンジニア、企業の研究所、アクチュアリ(保険会社で数学を使う職)、公務員、理工系の本の出版社などさまざまな道に進んでいます。数学が好きならどうぞためらわず数学科に進学してください。
(東京大学卒)
<フラクタル幾何学>
⭐️日本大学・理工学部
平田典子
科学の基礎を成す数学を学ぶ面白さは、奥深いものです。数学の感動は小学生でも味わえる知的なサプライズであり、ゆっくり考えること、真理を大事にするひとには、うってつけの分野でしょう。私は日本では専門家の少ないディオファントス問題という分野に魅せられ、パリに学び、夢中になって半生を過ごして参りました。好きならば必ずやっていけると信じて粘り続ければ、きっといつか実を結ぶと思います。
<整数論>
⭐️九州工業大学・情報工学研究院
本田あおい
人にどう思われようと、自分の好きなこと、自分のやりたいことをやって下さい。それから、たくさんの女子に数学の世界に来てほしいです。数学って本当に 本当に面白いですよ!
<数理解析学・データ解析 >
⭐️日本大学短期大学部・ものづくり・サイエンス総合学科
眞中裕子
「数学は物事の本質を捉え直し理論の世界に自由に展開できる学問である。」私は数学の魅力はそこにあると思っています。じっくり問題の本質と向き合いある瞬間に開ける景色に爽快感を得る体験は人生を豊かに彩ってくれる。私の学科は入学後に理工系の専門分野を決定します。他分野の中で適性を見極め次のステージ(編入学)へ跳躍する事を応援します。
(津田塾大学学芸学部数学科卒、慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程(単位取得退学)、博士(学術)横浜国立大学)
<非線形解析学>
⭐️奈良女子大学・理学部
村井 紘子
私は小学校3年生の頃「素数が無限に存在する」ことのユークリッドによる証明と「双子素数が無限に存在するか」という問題が未解決であることを知りました。素数が無限にあることが紀元前に証明されていたことに驚くと共に、双子素数に関する素朴な問題が未解決であることに衝撃を受けました。高校までの数学では主にわかっていることを学びますが、実はわからないことで溢れています。大学でその魅惑の世界を覗いてみませんか。
(京都大学理学部卒)
<位相幾何学>
⭐️慶應義塾大学・理工学部
慶應の数理は少人数の授業も多く、先生との距離が近いため、新たな発見が日々溢れていて興味がつきません。また、学生同士で話し合える場は刺激的で、学習意欲も高まります。学年が上がるにつれて数学の世界が広がり、ますます数学をすることが楽しいと思うようになりました。そのような環境に身を置くことができて、私は幸せだと感じています。
1ページ目はこちら。
※2020年9月掲載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。