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親子で体験するワークショップ「美しい敷き詰め絵の世界」

2019年8月23日および8月24日に、数理女子の親子で体験するワークショップ「美しい敷き詰め絵の世界」が、STEAM(Science, Technology, Engineering, Art and Mathematics)教育の一環として加賀市共催のもとで行われました。

 

会場は「かが交流プラザさくら」。
数理女子主催のワークショップとしては初めての地方開催でしたが、天気にも恵まれ、22組の小学生4・5・6年生の児童とその保護者の方々、そして全国の大学などから数学者や大学院生などのスタッフ13名が集まりました。講師は中島さち子さんと今村悠里さんです。

 

 

 

 

同じ形の図形を繰り返したものや、繰り返しによって平面を埋め尽くす敷き詰めがあるデザインや模様は服、タイル、食器やアートなどに用いられています。加賀市で有名な九谷焼や大聖寺伊万里の模様や、エッシャーの作品にも多く使われています

このワークショップは、親グループと児童グループの2教室にわかれ、まったく同じ内容を体験します。今回のワークではさまざまなデザインや模様を観察し、発見した気づきを話し合いました。多くの参加者が美しいデザインが織り成す規則性の正体が、「対称性」(平行移動対称性、回転対称性、線対称性)であることを発見しました。

敷き詰め模様(英語でテセレーション)の鍵となる対称性からデザインを考察し、さらにテセレーションアート作りを楽しみました。親グループと児童グループどちらも素晴らしい作品が揃いました。

 

日本テセレーションデザイン協会から提供いただいた木の敷き詰めブロックは子どもたちに大人気でした。ブロックがピッタリ敷き詰められたときは感動します。

参加者からは、

「作品ができて楽しかった」
「ピッタリはまったときが気持ちよかった」
「説明が少しむずかしかったけど後半は楽しかったです」
「数学と模様が関係していることがわかったところが楽しかった」
「形の規則性や、色や形で見え方の違いがある事に気づいたことが楽しかった」
「数理って一番苦手な分野と来る前から身構えていましたが、全くちがって楽しかったです」
「最初はうまくいくか心配であまり楽しめなかったけど最後は楽しくできました」
「みんなの作品も、それぞれステキで楽しかったです」
「またこの行事に参加したいです」

と言った声が寄せられ、家に帰ってから親子でワークショップの内容について話し合った方もいらっしゃいました。

 
*加賀市のFacebookでも報告されました。こちら→加賀市Facebook
 
 
※2019年10月掲載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。
 

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