高専教員数理女子のリアルライフ
みなさん初めまして。高専で数学教員をしている清水理佳と申します。
高専教員の仕事内容は主に、教育、研究、校務の3つです。仕事内容はとても幅広くて、毎日楽しく充実した日々を送っています。
私が数学の道に進みたいと決意したのは高校2年生のときです。大好きな数学の先生に、数学の色々な面白いお話や厳密さを教えていただき、一生数学に夢中になっていたいと思って、大学の数学科に行くことを決意しました。
大学での数学は抽象的で難しくて、理解するのにとても多くの時間がかかり(それでも理解できないこともあった)、その中で色々な出会いがあり、位相幾何学、特に結び目理論という分野に一目惚れして…そこから一気に楽しくなりました!大学院では毎日結び目理論に夢中になって、ある意味青春のような日々を過ごしていました。とても楽しかったです!
その後、ポスドクや特任助教という職を経て、現職に至ります。高専での日々は目まぐるしく過ぎていきますが、毎日笑ったり怒ったり(!?)、元気に活動しています。
日課としては朝出勤して、授業があるときは授業をして、空いた時間で細かい仕事や研究をします。週に2回程度、卒業研究生とゼミをするのも楽しみのひとつです。がんばり屋さんで意欲的な学生が多いので、授業でもゼミでも非常に多くの刺激を受けています。放課後は、学生からの質問に答えたり、他の教員たちとお話をしたり、研究を進めたりします。そして適当な時間に帰宅します。家には基本的に仕事や研究は持ち帰りませんが、同業者の旦那さんと数学の話で盛り上がってしまうこともよくあります。
他の仕事内容としては、私は語学研修の担当もしているので、数学だけでなく英語も日々勉強しています。またクラス担任もしています。責任の大きな仕事ですが、とてもやり甲斐のある仕事です。
毎日色々なことを考えて、学生たちと一緒に成長できる、また自分の人柄や個性も活かすことができる、とても楽しい仕事だと思っています。
※2016年3月掲載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。