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この文章を書いたのは?

お茶の水女子大学 理学部数学科4年(参加当時)

小栗 千裕、新島 愛美

理研AIP数学系合同セミナーに参加して

みなさんは数学者にどんなイメージを持っていますか?ひたすら1人で数学を研究しているという印象を受ける人が多いのではないのかなと思います。しかし私たちはセミナーに参加したことで数学は1人で研究する学問ではないということに気がつきました。

今回私たちは2023年2月22日から24日の3日間で行われた第4回理研AIP数学系合同セミナーに参加しました。解析学、幾何学や数学を応用したAIの機械学習などをテーマとした講義とポスターセッションがありました。

 

講義では発表者と聴講者の活発な対話が印象的で、数学は考えていたよりも自由だと実感しました。今まで経験してきた講義では聴講者が発話しづらいことが多かったため、思ったことや気が付いたことを日常会話のように投げかけている光景は新鮮で、会話に参加しやすい雰囲気でした。そのため内容が理解できず、取り残されてしまうのではと不安でしたが、講義を楽しむことができました。気になったことを相手に共有する大切さを学びました。

ポスターセッションでは「2次元トーラス上のアノソフ自己同型写像に対する周期点の稠密性」について小栗が「折り紙と3次方程式の解法~折ることで移った点の軌跡~」について新島が発表をしました。外部の方に発表をするのは緊張しましたが、自分の研究についてヒントを頂き、研究に対するモチベーションが上がりました。また他の方の発表も聞いて私たちの知らない研究テーマを知り、数学的な視野が広がりました。今後も研究について交流する機会があれば参加していきたいです。

 

 

講義やポスターセッション以外にも、参加者と交流する機会は沢山ありました。海鮮丼などたくさん美味しい料理を参加者の方々とお食事をしていく中で数学者の新たな一面を見て、親近感が湧きました。また、同部屋だったメンバーと夜まで数学や日常生活など沢山お話できたことは思い出です。今回の交流を通して数学はやっぱり面白い、研究生活は楽しそうだと感じました。

 

 

小栗 千裕 
お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科理学専攻数学コース 修士1年
専門:双曲力学系
趣味:知育菓子を作ること、カラオケ  

 

 

 

新島 愛美
社会人 (参加当時 : お茶の水女子大学 理学部数学科4年)                               
専門 : 位相幾何学
趣味 : 作曲、料理、Youtube鑑賞                                           

 

 

 

 

 

※2023年8月掲載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。

著者略歴

お茶の水女子大学 理学部数学科4年(参加当時)
小栗 千裕、新島 愛美

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